江戸の世から伝わる薬味酒-保命酒

保命酒とは?

保命酒(ほうめいしゅ)は江戸時代から鞆の地で造られている伝統の薬味酒で、十三種類の漢方薬と麹米・もち米・焼酎を合わせた十六味を漬け込んだ和製リキュールです。

1659年に中村吉兵衛が製造販売したのが始まりで、その後、福山藩を代表する幕府への高級献上品として全国的に有名になりました。

独特の甘みを持つ保命酒は、嗜好品としてはもちろん、その薬効も珍重され、その昔は大名や豪商などに、そして現代では健康を気遣う多くの方々に愛飲されています。

あの人も飲んだ保命酒

幕府の献上品としても全国的に有名になった保命酒は、
教科書で習った歴史上のあの人物たちにも飲まれてきました。

ペリー提督。黒船に乗って開国を迫ってきたペリーさん。日米和親条約締結後に下田の了仙寺で保命酒を飲んだと文書に記されています。
平賀源内(ひらがげんない)。1752年に長崎遊学の帰りに鞆に立ち寄る。陶土を発見し陶器作りを伝授しながらしばらく滞在したことから、きっと保命酒を飲んだはず!
坂本龍馬(さかもとりょうま)。1867年にいろは丸事件の際に鞆に上陸。4日間滞在しているのできっと飲んだはず。
高杉晋作(たかすぎしんさく)。江戸への航海中に鞆の浦に立ち寄ったさいの日記に「午後鞆津上陸、保命酒を求めかつ入浴」という記録があります。きっと桂小五郎やその他の長州藩士も飲んだのではないかと思われます。
神功皇后(じんぐうこうごう)。1800年ほど昔、朝鮮へ出兵する神功皇后が鞆に寄った際に献上した、という話があったのですが、これは1800年の初期頃に作られた広告宣伝用のうたい文句で、小林善兵衛という人が作った嘘話です。箔をつけて保命酒を売りたかったんですね。

この他にも、4代徳川家綱以降の歴代徳川将軍、三条実美(さんじょうさねとみ)などの朝廷のお公家様、各地の大名にも飲まれたものと思われます。

どんな味でどこで買えるの?

保命酒は独特の甘みがありますが、砂糖や人工甘味料は一切使用していません。十六種類の生薬から時間をかけてゆっくりと有用成分を抽出した体に優しい薬酒です。

現在、保命酒は鞆の浦にある4つの会社で製造販売しています。鞆の浦の各店舗でご購入いただけるのはもちろん、ネットショップでも販売しています。

4社それぞれで成分が微妙に違いますので、当然味も微妙に違います。どの店舗でも試飲ができますので、鞆の浦にお越しの際は、ぜひ試飲をして、ご自分の好みに合った保命酒を探してみてください。

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